「最近フラーレンってよく聞くけれど、そもそも何に効くのかよくわからない…。」「もし私の肌悩みに効くのなら、ぜひ使ってみたい!」そんな思いを抱いていらっしゃる方に、今回はフラーレンの特徴や効能について徹底解説していきたいと思います。
最後にフラーレンがたっぷり入ったオールインワン美容液のご紹介もありますので、気になったらぜひチェックしてみてくださいね。
フラーレンとは?成分の特徴や性質について解説
フラーレンは高い抗酸化力を持つ注目の美容成分です。フラーレンを分子サイズで見てみるとサッカーボール状の特殊な分子構造をしています。この特殊な構造によって強い抗酸化能力を持っています。
抗酸化能力とは簡単に言うと、お肌を錆びつかせない能力のことです。フラーレンの特徴は高い抗酸化能力だけでなく、その抗酸化能力が長続きする点にあります。同じく抗酸化能力が期待されている、ビタミンCやレチノールよりもさらに高い抗酸化能力と持続力に期待が寄せられています。
さらに詳しく!フラーレン構造ってどんな構造?
フラーレンとは、炭素原子60個が球体に構成された物質(化合物)の名前です。えっ?炭素なの?と思われた方もいらっしゃるかもしれません。フラーレンの特徴は、原子そのものというよりは分子構造にあります。よく見ると、五角形と六角形が複雑に組み合わせられたサッカーボールのような形をしていますよね。この構造が左右対称でとても強固であることから、老化の原因である活性酸素を効率的・安定的に補足することができると考えられています。
フラーレン構造は炭素原子がとる新しい分子構造として1985年に発見され、発見した米ロバート・カール氏・英ハロルド・クロトー氏・米リチャード・スモーリー氏はノーベル化学賞を受賞しました。
どうしてフラーレンは高い美容効果を発揮するの?
①活性酸素やフリーラジカルをたくさん吸着し無害化できる
一般的にフラーレンは左右対称の安定した構造であり、活性酸素とのタッチポイントが多いために、たくさんの活性酸素を補足することができると考えられています。
簡単に言うと、サッカーボール状のフラーレンが肌細胞の上をコロコロと転がることで、不必要な活性酸素を吸着し無害化(中和)していってくれるのです。
この、活性酸素を無害化する能力のことを「抗酸化作用」と言います。
活性酸素は生きる上で必要な物質である一方、増えすぎるとシミやシワなどの肌老化の原因になるともいわれています。
同じように活性酸素を中和してくれる(抗酸化)物質には、ビタミンCやポリフェノールがありますが、フラーレンはなんとビタミンCの100倍~250倍(実験方法により結果が異なります)の抗酸化力を持つとも言われており、エイジングにとてつもない威力を発揮すると期待されている物質です。
②持続力がある
フラーレンのすごさは抗酸化力だけではありません、特におすすめしたい理由が、その「持続力」です。
抗酸化物質としてよく知られているポリフェノールやビタミンCは、活性酸素に対して1つの電子を提供することで活性酸素を中和させます。その際、ビタミンC自身も酸化されてしまうため、一度効力を発揮したビタミンCがふたたび活性酸素を中和させることはできません。
体内で使用されなかったビタミンCも、2〜3時間で体外へ排出されてしまうと言われています。
しかしフラーレンはそれ自身が酸化することなく活性酸素を取り込むような形で中和させていきます。取り込める数は1つではなく、 1つ取り込んだあとも効力を失うことなくしばらくは存在し続けることができます。そのため持続力が格段に違うのです。
一般的に、フラーレンは約11時間以上の持続力があると言われています。
③紫外線に強い
フラーレンのもう一つの特徴は、紫外線に強いことです。ビタミンCやビタミンEなど他の抗酸化成分は紫外線に当たると効果が弱くなってしまいます。しかしフラーレンは、紫外線照射下においても活性酸素を抑制し、肌細胞を守り続けることがわかっています。
紫外線は抗酸化成分を弱らせるだけでなく、それ自体が活性酸素を増やす原因です。このことからも、紫外線の下でも抗酸化力を発揮できるフラーレンは、とても優秀な抗酸化成分であることがわかります。
老化の原因?活性酸素とは
さて、ここまでお読みいただいた方には、フラーレンが活性酸素に対してとても強い成分であることがお分かりいただけたかと思います。では、そもそも活性酸素とはどのような物質なのでしょうか。この章では老化や肌トラブル、癌などの病気の原因となる活性酸素について詳しく解説して参ります。
活性酸素とは、体内に存在する酸素が活性化した物質です。「活性化」と言われるとプラスのイメージですが、実は正反対の悪い状態。「過激な」と言ったほうが近いです。一体どういう状態なのかといいますと、 「活性化=電子の状態が安定していない」ということです。
電子が安定していない状態と言うのは、まるで磁石のN極かS極か、どちらかに傾いているような状態のことで、何かの物質とくっつきたい!とか、攻撃したい!というパワーに満ち溢れています。そのパワーのままに、他の正常な細胞を攻撃してしまうのが、活性酸素です。
正常な細胞が活性酸素に攻撃されると、「酸化」といってクギが錆びるような化学反応が進みます。ゴボウやリンゴを放置したときに、変色することをご存じの方は多いかと思いますが、それに近い状態が細胞内でも起こるということです。
活性酸素は体内でも酵素(SOD=スーパーオキシドディスムターゼ)によって自然に分解されますが、 この活性酸素除去酵素の生成は20歳ごろがピークだと言われ、40歳前後には半分にまで減少すると言われています。そのため、外部からの摂取が必要なのです。
フラーレンは何に効くの?
フラーレンは活性酸素をやっつける「抗酸化能力」が高いということがお分かりいただけたかと思います。では仮に活性酸素が放置され、肌の酸化が進むと一体どうなるのでしょうか。
一般的には、肌のみずみずしさが失われ、シミ・シワ・たるみが増えると言われています。
活性酸素はあらゆる細胞を攻撃し、肌のターンオーバー機能を低下させます。
それだけではなく、コラーゲンやエラスチンなどの肌のハリツヤを保つ成分が減少したり、メラニン色素が増加したりして、シミやくすみ、乾燥といった肌トラブルを招きます。
活性酸素はお肌の大敵、老化の一大原因なのです。
フラーレンはこの活性酸素を吸着・無力化させる成分です。そのためアンチエイジング効果が高いとして注目され、今とても人気を集めているのです。
ビタミンCやポリフェノールとフラーレンの違い
抗酸化成分として有名なのはビタミンC、ビタミンE、ビタミンAなどのビタミン類やポリフェノール、コエンザイムQ10などです。これらの抗酸化成分は、それ自身が酸化しながら活性酸素と結びつくことで肌の酸化を防いでくれます。
一方でフラーレンは酸化することなく活性酸素を吸着していきます。つまり両者は基本的な抗酸化メカニズムが異なります。
そのため、ビタミンCとフラーレンの抗酸化能力を単純比較することには懐疑的な声も見られます。どちらがいいということではなく、どちらも高い抗酸化能力を持っているという認識で大きな間違いはありません。もちろん、どちらも安全な成分ですから、ビタミンCとフラーレンを併用することも可能です。
フラーレンはビタミンCを酸化から守る作用があり、ビタミンCが守られながら肌内部まで届くと、コラーゲンの生成量もアップします。
それぞれが助け合って肌のハリツヤをアップしてくれるのです。
フラーレン化粧品の選び方-フラーレンロゴマークについて
フラーレンをお肌に取り入れたい場合、どんな化粧品を選べばいいか迷うことがありますよね。そんな時の選び方をこちらのページでご紹介しています。ぜひご覧ください。
おすすめのフラーレン入りスキンケア化粧品
当店でおすすめしているCOCORO化粧美容乳液は、高濃度のフラーレン・馬プラセンタエキスが配合されたオールインワンのスキンケア商品です。もちろん、高濃度配合の化粧品にのみ使用できるR.Sマークを取得しています。
フラーレンがたっぷり配合されているだけでなく、高いアンチエイジング効果が期待されている馬プラセンタエキスも高配合。実際に目尻のシワに対する効果があると臨床試験にて評価されています。
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毎日使うのが楽しみになるフラーレン化粧品です。
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まとめ-フラーレンの効果を知ってぜひ美容に取り入れてみては
いかがでしたでしょうか。フラーレンの高い抗酸化作用と持続力に驚かれた方も多いかと思います。
フラーレンはアンチエイジングにぴったりの注目の美容成分。ぜひ毎日のスキンケアに取り入れてみてくださいね。
肌の酸化は女性だけでなく男性にも起こり得る事象なので、メンズコスメとしてギフトにもおすすめです。