プラセンタという名前は聞いたことがあるけれど、飲料やサプリに入っているプラセンタと、美容液に成分として入っているプラセンタはどう違うの?お肌に塗っても効果があるの?とお思いの方に、プラセンタの美容液としての効果と、成分の詳しい解説、おすすめの商品までをしっかりとご紹介いたします。
プラセンタのことが気になる!お肌悩みやエイジングケアに合いそうならぜひ使ってみたい!と言う方にはおすすめの記事です。
最後に当店おすすめの馬プラセンタ配合オールインワン美容液もご紹介しておりますので、よろしければぜひご覧くださいね。
プラセンタとは?
プラセンタ(placenta)は直訳すると「胎盤(たいばん)」です。
胎盤は、妊娠期にお腹の中で赤ちゃんに酸素や栄養を送る臓器であり、子宮の中に作られます。
まだ肺呼吸や食事をしていない赤ちゃんにとって、酸素や栄養を送ってくれる胎盤はまさに「命綱」。さまざまな栄養を蓄え、赤ちゃんを送り出すまでしっかりと育ててくれる、ベースキャンプのような役割を果たします。
産後は赤ちゃんが生まれた直後に排出されることが多く、出産経験のある方は胎盤をご覧になられたことのある方もいらっしゃるかもしれません。
野生動物は出産後の胎盤を食べることがありますが、これは栄養が豊富だからという理由だけでなく、血の匂いなどを消して出産したことを外敵に知られないようにするという理由もあるようです。
プラセンタってどんな成分?どんな栄養が含まれているの?
豊富なビタミンとアミノ酸
さて、美容成分としてのプラセンタですが、赤ちゃんを育てていく栄養タンクだけあって、様々な成分がたっぷり含まれています。特にアミノ酸とビタミン類は豊富で、人工的な合成ではこんなに多様な成分を配合することはできません。自然由来の物質であるからこそ、効率的に豊富な栄養成分が配合されているのです。
具体的なビタミン名称としては、ビタミンB、ビタミンC、ビタミンD、ナイアシンなどが含まれます。ビタミンB・ナイアシンはエネルギー代謝を促進する重要な栄養素です。ダイエットをするときに、ビタミンBの摂取を勧められたことはありませんか?実はタンパク質や脂質、糖質などを摂取するだけでは、エネルギー回路はしっかりと回ってくれません。ビタミンBのサポートがあってはじめて身体がエネルギーをスムーズに消費してくれるのです。
ビタミンCは言わずと知れた美肌の重要な栄養成分。メラニン色素の生成を抑えたり、疲労回復を促進したりする作用があります。
ビタミンDはカルシウムの吸収をサポートしてくれる大切な成分です。カルシウムと一緒に摂取することで、骨の成長や再構築を促してくれます。
アミノ酸はタンパク質の構成要素であり、身体の20%を構成する重要な栄養素です。アミノ酸をしっかりと摂取することで、お肌や髪、筋肉など様々な身体の組織を健やかに保つことができます。
プラセンタに含まれている栄養素はどれもがまさに「命の源」。これらの重要な栄養素が効率的に含まれているのがプラセンタの最大のメリットであり、特徴です。
成長因子(グロスファクター)
プラセンタに含まれる成分の中で注目したいのが、「成長因子」と呼ばれる成分です。
成長因子とは、肌のターンオーバーを促すと考えられているタンパク質の総称です。皮膚は生まれ変わる際に奥深くの新細胞が古い細胞を押し上げるように細胞分裂を繰り返すことが知られています(これをターンオーバーと言います)。成長因子はこのターンオーバーに深くかかわっていると言われ、特に細胞の分化を促す働きをすることが分かっています。
ターンオーバーは年齢とともに周期が遅くなります。そのため、成長因子を補うことによって、お肌の美容再生が促されるのではないかと期待されているのです。
このような成長因子の服用や注入による治療は、美容医療だけでなく薄毛治療や皮膚再生医療にも活用されており、すでに再生医療の実用化が進んでいます。
ただ、すべてのプラセンタに成長因子による美肌効果があるかどうかについて正確な研究結果があるわけではありません。そのためご自身のお肌に合ったプラセンタを選ぶことが重要です。
ミネラル・ペプチド・酵素
プラセンタにはミネラルもたくさん含まれています。ミネラルは骨や血液などを作る重要な構成成分で、カルシウム・マグネシウム・鉄・ナトリウムなどが含まれます。
ペプチドはいくつかのアミノ酸が結合した化合物のことで、肌のハリやキメを整える重要な役割を果たしています。お肌の保湿成分としても有名なので耳にしたことがある方も多いかもしれません。ペプチドはお肌に吸収されやすい性質があるため、お肌に直接塗布することでうるおい効果やバリア機能が期待できます。
酵素は体内の善玉菌を増やし、腸内環境を整え消化吸収を促すのに重要な成分です。腸の汚れは美肌の大敵ですから、体内に十分な酵素を摂取することで美肌効果が期待できます。また、酵素は毛穴に詰まった垢や老廃物を分解する作用があることも知られています。
プラセンタはお肌に塗っても効果があるの?プラセンタ美容液の効果とは
さて、プラセンタそのものに様々な栄養成分がたっぷりと含まれていることはお分かりいただけたかと思います。
しかし、注射や服用などではなく、肌に塗布した場合でも効果があるのでしょうか…?
美容液を検討している方にとって、とても気になるポイントですよね。
結論から申し上げますと、「一定の効果が期待できる」と言えそうです。
一定とはどれくらい?かというと、プラセンタの濃度や種類にもよるのでなかなかはっきりとは言い難いのが実情です。しかし、プラセンタは自然由来の成分で、多くの栄養成分が効率よく油の中に溶け込んでいることは確かです。
実はお肌の奥深くまで栄養を浸透させるには、成分が水溶性ではなく油溶性であることが重要で、同じような成分を人工で作ることはほぼ不可能だと言われています。
このような栄養素はプラセンタのほかにはなく、美肌やアンチエイジング効果に高い期待が寄せられているのも納得と言えるのです。
また、プラセンタは皮膚にツヤを与え、うるおいやハリを与える効果があるため、乾燥にお悩みの方にはとてもおすすめの成分です。
継続して使用しながら、ご自身のお肌でぜひ効果を実感してみてくださいね。
プラセンタにはどんな種類があるの?馬プラセンタと豚プラセンタの違いとは?
プラセンタは胎盤ですから、哺乳類のほとんどがプラセンタを持っています。しかし美容液などの原料として使用されるのは主に、ブタ、ウマ、ヒツジです。
このうち最も流通量が多いのが豚プラセンタです。馬プラセンタは希少なため価格が高くなります。欧米では羊も流通していますが日本ではあまり一般的ではありません。
豚プラセンタ
豚は1年に2回出産することができ、1回あたり10頭前後の子豚を出産するため胎盤が手に入りやすく、日本で流通しているプラセンタのほとんどが豚由来のプラセンタです。
安全性に関しても他の動物性プラセンタより高いと言われており、流通量が多いため安価で手に入ります。コスパよくプラセンタを使用したい方にはオススメのプラセンタです。
馬プラセンタ
エイジングケアに使用するのであればぜひおすすめしたいのが馬プラセンタです。馬は出産が1年に一度で一度に産む仔馬も1頭に限られるため希少価値は高くなりますが、アミノ酸やその他の栄養成分を豊富に含んでいます。
プラセンタに利用される馬は安全な飼育環境で育てられることが必要なため、プラセンタの採取に使用される馬のほとんどは競馬などで活躍するサラブレッドです。獣医師の下で徹底した栄養管理や体調管理下で育っているため、とても質の良いプラセンタが採れると言われています。
羊プラセンタ
欧米で人気の高いのが羊由来のプラセンタです。羊は病気にかかりにくく安全性にも期待が持てますが、狂牛病の流行が問題視された際に厚生労働省から「BSE(狂牛病)が発生している国の牛や羊など反芻動物の胎盤を原料としない」旨の通知が出されました。
このことから日本では羊プラセンタはほとんど流通していません。もちろん、原産国や飼育環境によっては安全なものもたくさんありますので、品質をチェックしたうえで使用される分には問題ありません。
人プラセンタ
もちろん人間も哺乳類ですので、ヒト由来のプラセンタも存在します。しかしヒトプラセンタは医薬品のため、医療機関のみで取り扱われています。
海洋性プラセンタ・植物性プラセンタ
プラセンタは胎盤ですから、哺乳類にしか存在しません。そのため魚由来・植物由来のものは正確にはプラセンタではありませんので注意が必要です。
海洋性プラセンタ・植物性プラセンタは、プラセンタの栄養成分に似たものや、プラセンタのように栄養成分が豊富なものの総称です。
成分を理解して使うのであれば問題ありませんが、混同しないように注意しましょう。
飲む・塗る・注射…プラセンタ美容はどれが一番効果的?
プラセンタはとても注目度の高い美容成分だけあって、美容界では様々な方法で摂取できるように工夫されています。インナーケア用品としてドリンクになっていたり、美容液としてお肌に直接塗ったり…本格的な美容医療では注射して直接お肌の内部にプラセンタを届け、肌の再生を促す治療法もあります。
どれが効果的と言えるかは、その方のお悩みごとやお困りレベルにもよりますが、プラセンタは簡単に言うと栄養の塊であり、ピンポイントなお悩みの解決と言うよりは根本的なお肌レベルの底上げに使用される方が多いようです。(使用目的には個人差があります)
そういった意味では、続けやすい方法で取り入れていただくのが最も効果的と言えるのではないでしょうか。もちろん、インナーケアと美容液を併用でご使用されるのもおすすめです。
プラセンタ「原液」ってどういうこと?原液じゃないと効果がないの?
プラセンタ製品を比較検討していると、「原液」という言葉を見かけるようになります。一体原液とはどういうことなのでしょうか?原液でないと効果がないのでしょうか。
プラセンタはご存じのように胎盤ですが、そのままではもちろん使えません。化粧品として加工するためには、必要な成分だけを抽出してエキスにする必要があります。このエキスを「プラセンタエキス」とか「プラセンタ原液」と呼んでいます。
原液だからといって純度100%のプラセンタではありません。メーカーによって濃度も浸透率も異なります。また、他の成分の配合率や香りなどの指標もあるので、どれが一番ということはありません。
プラセンタ製品をお選びになる際は、濃度や原液という言葉の印象を大きくとらえすぎず、気に入ったものを続けてご使用になることが大切です。
コラーゲンやヒアルロン酸との違い
コラーゲンやヒアルロン酸などの美容成分とプラセンタはどのように違うのでしょうか。大きな違いは、コラーゲンやヒアルロン酸がお肌の構成要素そのものであるのに対し、プラセンタはお肌を作るための原料や栄養素である点です。
どちらも美肌には欠かせない存在ですが、プラセンタはお肌の材料のような存在と捉えていただくとより分かりやすいかもしれません。
また、基本的なお肌の健康のためには、たっぷりの睡眠と正しい食生活も重要です。
おすすめのプラセンタ高配合美容液
当店でおすすめしているCOCORO化粧美容乳液は、馬プラセンタエキス・高濃度フラーレンが配合されたオールインワンのスキンケア商品です。
良質な馬プラセンタエキスをたっぷり使用し、お肌にハリやうるおいをもたらします。
なんと、「目尻のシワに対する効果がある」と、日本臨床試験協会の臨床試験でも評価されています。
さらに!抗酸化作用が期待されているフラーレンも高配合。フラーレン高濃度配合の化粧品にのみ使用できるR.Sマーク(ラジカルスポンジ)を取得しています。
フラーレンって何?と思われた方はぜひ、こちらの記事を参考になさってください。
なんといってもオールインワンの手軽さと、フレッシュな柑橘系の香りが癒し効果大!
オールインワンなのに、化粧水のようにみずみずしいテクスチャー。
毎日使うのが楽しみになる馬プラセンタエキス配合化粧品です。
>>高濃度フラーレン・馬プラセンタエキス配合「COCORO化粧美容乳液」
まとめ-プラセンタの効果を知ってぜひ美容に取り入れてみては
いかがでしたでしょうか。プラセンタは栄養たっぷり!シミやシワ、乾燥などにも良さそうな成分だということがお分かりただけたのではないでしょうか。
プラセンタに限らず、アンチエイジング成分や美容成分は特徴や効果を理解したうえで続けてみることが大切です。ご興味をお持ちになられた方は、ぜひ前向きに、スキンケアに取り入れてみてくださいね。
プラセンタは女性だけのものではありません。栄養たっぷりなので、メンズコスメとして男性にプレゼントするのもおすすめですよ。