潤いアップ！豚肉と冬キャベツのトマトシチュー
ココロとカラダに、笑顔をプラス。
料理研究家 宮成なみ先生が綴る“かんたん”料理帖 「あしたのレシピ」。
「誰でも、いつでも、簡単に。」をコンセプトに、旬の食材や季節ごとのメンテナンスに嬉しいレシピをご紹介します。
今回のレシピテーマは「乾燥ケア」です。 調理時間の目安：45分(煮込み時間含む)
材料／4人分
| 豚肩ロース塊 | 1パック（400～450ｇ） |
| カットトマト水煮 | 1パック（1缶） |
| 水 | 1カップ（200cc） |
| にんにく | 1かけ |
| 玉ねぎ | 1個 |
| キャベツ | 大きめ2枚 |
| ブラックオリーブ | 10粒 |
| オリーブオイル・小麦粉・塩 | 各 小さじ1 |
| ブラックペッパー、豆乳、パセリ | 各 少々 |
| 無塩のおつまみ用ローストナッツ | あれば（お好みで） |
※おかわりできる2人分
作りかた
- 玉ねぎ、キャベツ、にんにくは粗目のみじん切りにする。豚肩ロースは4棟分に切り、ビニール袋に入れて小麦粉をまんべんなくまぶす。
- 厚手の鍋を中火にかけ、温まったらオリーブオイルをひき、豚肉の両面を焼く。（なべ底につくうっすら茶色い焦げ目は旨味の元になります。）
豚肉にこんがりきつね色が付いたら、みじん切りにした玉ねぎ、キャベツ、にくにくを入れてしんなりなるまで炒める。 - カットトマト水煮と水を入れてかき混ぜ、蓋をする。弱火にして20分煮込む。（煮込んでいるとキャベツ、玉ねぎ、トマトから水分が出てきます。）
ときどき、蓋をとり、底が焦げ付かないようかき混ぜる。 - 20分煮込んだら、塩、ブラックペッパー、ブラックオリーブを入れてかき混ぜ蓋をして15煮る。火をとめ、皿に盛り、豆乳を垂らし、パセリを散らす。あれば、ローストナッツを刻んで飾ると美味しくなって華やかさUP！
ポイント
最初に塩を入れてしまうと豚肉がパサついて柔らかくならないので、煮込んでから入れましょう。部位は煮込むほど柔らかくなる豚肩ロースがおすすめです。
カットトマト水煮は油と一緒に30分以上煮ると酸味が飛んでマイルドになります。
宮成先生のお料理コラム
体を温める食材を簡単アレンジ
今回紹介するのは、乾燥が気になるこの季節、お節やごちそうに飽きたころに食べてほしいシンブルなトマトと豚肉の煮込みです。
トマトに含まれるビタミンAは、油（脂）と一緒に摂ることで吸収率がアップする上に美味しくなります。煮込んで美味しい冬キャベツをたっぷり入れることでソースに旨味が出ます。
乾燥肌の原因はターンオーバーの乱れ。ターンオーバーを正常化させるために必要なビタミンはA・C・Eの3つで、ビタミンACE(エース)と呼ばれています。トマトはビタミンA・Cが豊富なだけでなく、ビタミンEも含まれているため「食べる美容液」と言われています。
タンパク質とビタミンB群を多く含む豚肉と合わせることで、美味しくなり、さらに美肌効果もアップします。
寒さが厳しくなるこの季節、温かいトマトシチューぜひ作ってみてください。
