秋の乾燥肌に、アロマを使った潤いケア
アロマの香りで、ひとときの癒しを。
アロマセラピスト 園田真紀先生が綴るコラム「アロマで深呼吸」。
不調やお悩み・暮らしに寄り添ったオススメのアロマをご紹介しています。
今回は、肌が乾燥しやすい季節に役立つアロマのおはなしです。
心地よい秋風も「乾燥」ダメージを受けます
空気中の水蒸気量が少なくなり、風とともに吹き抜けてくる秋。
その乾いた風や外気の影響を受けるのが「肌」です。気が付けば手肌の乾燥が一気に進んでしまうことも。
また、なんとなく気持ちがネガティブになってきたり、メランコリックな秋は心にも少し乾いた風が吹いてしまうこともあるようです。
そんな秋もアロマを上手に取り入れることで、心や身体を優しく潤していくことができます。是非お試しくださいね。
秋の肌の乾燥…その原因は?
乾燥肌を起こす原因はいろいろありますが、「肌のバリア機能」の低下は大きな原因の一つでもあります。
皮膚表皮のバリア機能が低下すると、内側にある水分が止まることができずに乾燥を招きます。
バリア機能の低下には、栄養や睡眠など生活習慣や紫外線、老化やケアによるものなど様々な原因があります。
アロマを使って質の良い睡眠を心がけることや、健康な肌を作るタンパク質やビタミンA、 ビタミン B6を意識して摂ることが大切です。
またスキンケアの際には、洗いすぎや合成界面活性剤を含む強いクレンジングなどは、特にこの時期には控えたいものです。肌に負担をかけないケアに切り替えてみましょう。
乾燥対策におすすめのナチュラルケア
ナチュラルケアのおすすめ保湿アイテムは、「植物油ホホバオイル」。
私たちの皮脂に近い成分を含み、浸透しやすくどんな肌タイプの人にも使いやすく酸化しにくいオイルです。
そして、このホホバオイルに合わせて是非、使って欲しい「保湿」におすすめの精油が「フランキンセンス」です。
フランキンセンスは「乳香」とも呼ばれる乳白色の樹脂から取られる精油で、木の皮が傷ついたときにそれを補修する為に分泌するものですので、肌表面のバリア機能の低下を補ってくれるのも納得です。
香りは爽やかで清涼感があり、抗鬱などの作用も期待できますので、秋の心のケアにもおすすめです。
心と体を潤すマッサージオイル
マッサージオイルの材料(約5回分)
●ホホバオイル50ml
●精油(ブレンド例)
・フランキンセンス 7滴
・マンダリン 3滴
マッサージオイルの使い方
お風呂上がりに肩やデコルテを中心に、手足など乾燥が気になる場所を、末端から中心に向かってゆっくり深呼吸しながらマッサージしましょう。眠りも助けてくれます。
※顔に使いたい時は精油を全部で5〜6滴くらいに調整してください。