女性ホルモンを助けるオススメのアロマ「ゼラニウム」
アロマの香りで、ひとときの癒しを。
アロマセラピスト 園田真紀先生が綴るコラム「アロマで深呼吸」。
不調やお悩み・暮らしに寄り添ったオススメのアロマをご紹介しています。
今回は、女性ホルモンに役立つアロマのおはなしです。
季節の変わり目に乱れがちな女性ホルモン
日々どんな年齢の女性にも多かれ少なかれ影響している女性ホルモン。
季節の変わり目は特に気候の変化、温度差や気圧の変化などから、女性ホルモンは乱れがちです。また春や秋には、進学や就職、転勤といった環境の変化が起こりやすいことから、女性ホルモンがメンタルにも大きく影響されてしまいます。
いつもよりひどい生理痛や頭痛などを感じたり、気分が落ち込んだりしていませんか?
季節の変わり目はいつもよりちょっとだけ、自分に関わる時間を増やしてあげて、ケアしてみることが必要な時期かもしれませんね。
「良い香り」の感覚は脳内で!
私たちの体には「恒常性」というシステムが働いて、免疫やホルモン・神経のバランスをとって、身体や心の揺らぎを戻そうとするようにできています。
アロマテラピーが働きかけるのは、その恒常性の司令を出す脳の視床下部。
香りを嗅いでいる私達の実感としては、ただ「良い香り」という嗅覚からの感覚になりますが、実は体の中で乱れているホルモンや神経・免疫のバランスを脳の視床下部が、戻そうと働いてくれているのです。
アロマは予防が得意でもあるので実際に強く不調を感じていない時にも活用できるとなお良いですね。
女性にとって最強のバランスをもつ「ゼラニウム」
ゼラニウムの香りは、精油の中でも女性らしさを感じやすい印象。
好きな方も多い反面、少し強すぎると感じることもあるかもしれません。そんな時はご自身の感覚に従うことが大切です。
ローズゼラニウムと表記されることもありますが、これはたくさんのゼラニウムの種類の中でバラと同じ成分を含み、香りも近い品種(学名Pelargonium glaveolens)のもので、精油を買うときは表記の中に学名があるかどうかも見てみてくださいね。
香りはバラと近いのですがゼラニウム精油の特徴は、自律神経からくるバランスの乱れも整えつつ女性ホルモンにも働きかけること。そして肌の皮脂バランスなども整えてくれる女性にとって最強のバランスの精油です。
私時間にちょっとプラスのゼラニウム活用法
【材料・作り方】
ホホバオイル30ml に、ゼラニウム精油4滴を混ぜる。ポンプ容器に入れて完成。
お風呂上がりや洗顔後のケアができる洗面台に。
【使い方】
フェイシャル または ネックケアオイル
フェイシャルオイルとして優しく顔をマッサージしたり、首やデコルテをマッサージするのもオススメです。
脂性肌、乾燥肌どちらにも良いですし、肩こりさんもどうぞ。