主人が男性更年期に。改善方法やおすすめサプリをご紹介
今回は、最近ご主人の気分が安定しないので、男性の更年期ではないでしょうかとのご質問をいただきました。
こんにちは。主人のことで相談にきました。
もともと、とても穏やかな人なのですが、56歳になり、ここ最近気分が安定していないようで、イライラしたり、落ち込んだり、うつ病のように無気力にみえることもあります。
心配になり調べてみたら男性にも更年期があると知り、もしかしたら…と思っているのですが。
更年期は女性特有のものだと思われがちですが、実は男性にも女性とおなじような更年期症状がでることが近年明らかになっています。
これはLOH症候群(加齢男性性腺機能低下症候群)という病名で呼ばれているそうです。
・イライラすること増えた
・何事もやる気が起こらなくなった
・気分が落ち込みやすくなった
・眠れなくなった、眠りが浅くなった
・寝ても疲れがとれなくなった
・性欲が減退した
・勃起しなくなった
・めまいや頭痛がするようになった
・体がほてって汗がたくさんでるようになった
などの症状がみられるようです。
男性の場合は、毎日同じ症状が続くのではなくていろいろな症状が日替わりで出てくることが多いようです。
男性の更年期も女性と同じようにホルモンのバランスが原因なのでしょうか。
そうですね。男性は年齢を重ねるとテストステロンという男性ホルモンが減っていきます。
男性ホルモンが緩やかに減少する場合は、体もそれに応じて激しい不調は感じませんが、急激に減少した場合にはホルモンバランスの乱れに体が戸惑ってしまって、不調が出てきます。
男性ホルモンが減ると不安が強くなり、やる気・記憶力・性欲の低下が著しくなる傾向があります。また、筋力や骨が弱くなると言われています。
男性ホルモンが急激に減少する理由はなんなのでしょうか。
原因はいくつかあると言われていますが、代表的なものがストレスだそうです。
ストレスを長く受け続けると、交感神経優位の状態が続きます。そうすると脳が男性ホルモンを作らないように指令を出して男性ホルモンが急激に減少してしまうそうです。
男性の場合、更年期の症状が出始めるのは40代以降で、多いのは50代~60歳代だと言われています。
70代でも症状を感じる方もおり、女性に比べて年齢幅が広いようです。
女性の更年期の時期よりも年齢幅が広いですね。主人もまさにその世代ということですね。
50代~60代は、年齢を重ねてきて男性ホルモンが減っていく時期ですし、さらに職場やご家庭でもストレスを感じることが多い年代なので、症状が出始める方が多いようです。
また、女性は閉経前後に更年期が訪れるという目安がありますが、男性は閉経前後のような目安がないため、長い間症状が出て辛い時期が続いてしまうことも考えられます。
男性は人に相談をすることをしない方も多いので、人知れず悩んでいても放置を続けてしまい、症状を悪化させることもあるようです。
ずっとこの症状が続いてしまうと主人がかわいそうです。改善方法があればやってみたいので教えてください。
病院では飲み薬や貼り薬、筋肉注射によるホルモン補充療法や漢方薬による治療で改善することが多いようです。
ご家庭では、男性ホルモンを維持できるように以下のことを心がけてみてはいかがでしょうか。
ゆっくり眠れる環境を作りましょう
睡眠が不十分だと、男性ホルモンは減っていきます。
例えば一晩徹夜をすると、数日は男性ホルモンが下がったままになると言われています。
リラックスした状態で睡眠できると、副交感神経が優位になるので男性ホルモンが分泌されます。寝具や照明を変えてみたり、ヒーリングミュージックをかけてみるなど、ご主人が眠りやすい環境を作ってみてはいかがでしょうか。
食事を変えてみましょう
良質のたんぱく質は体のべ一スを作ります。お肉やお魚、卵、牛乳、豆類を積極的に食事に取り入れてみてくださいね。 ネギ類、ネバネバ食品は男性ホルモンを増やしてくれる食材なのでおすすめです。
適度な運動をしましょう
運動して筋肉を使うと男性ホルモンが増えます。さらにストレス解消にもつながり一石二鳥です。
ご主人と競い合うスポーツを一緒にやってみてはいかがでしょうか。競い合うことは男性ホルモンの分泌が盛んになると言われています。
わかりました。病院での治療ももちろんですが、家でできることはやってみます。
男性の更年期の症状はうつ病と症状が似ているので、男性ホルモンの状況を測定せずにお医者様に相談すると、うつ病と診断される可能性があります。
男性の更年期の症状かなと思われた場合には、一度男性ホルモンが低下していないかを調べた方が良いかもしれませんね。